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一般個人のみなさまへ

ホントにそこまでサービス(介護)が必要か?

 最近思うことは「どこまでサービスは必要なのか」です。
これはかなり個人差があります。とにかく日本の社会保障への不安(不信)は多くの人が感じるところです。そして、いろんな方の不安を聞いていると、「寝たきりになったらどうしよう」という究極の想定をしている人が非常に多いです。もちろん私自身も思います。

 しかし、冷静に考えると誰もが寝たきりになるわけではありません。女性の場合、統計的には80歳代後半になると半数の人が介護認定を受けます。しかしそれは誰もが寝たきりではなく、軽い支援だけの人も少なくない。「どの段階で他人の助けを必要とするか」についても、実は個人差が非常に大きい気がします。要介護5で訪問介護は受けているけど一軒家に独居という人もいます。一方で、要介護1で介護施設で手厚い介護を希望する人もいます。認知症の有無も大きく関わるのですが、「どの程度助けてほしいのか」を今一度、自分自身の場合は?を考えてみることも大切です。

 「全く手足が動かなくなるまでは、自分でなんとかする」という強い意志がある場合(笑)、やたらと介護施設を早くから検討する必要はないでしょうし、「身体が弱るときっと精神的にも弱ってしまうので他者の目が届くところのほうが安心できる」と思う人は、早くから住み替えを検討することもアリだと思います。やはり、メディアや周辺の偏向情報に惑わされず、「自分はどうか?」がとっても大切だと感じます。


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